いい写真を撮る結婚式カメラマンはスタイリッシュであるということ
「4台のカメラで撮っているカメラマンは初めて見ました!」
そう、私です。
4台のカメラで結婚式の写真撮影をしている珍しいカメラマンとは私のことです。
一般的なウェディングフォトグラファーと言われる結婚式カメラマンは2台のカメラで写真撮影しておりますね。
最近のその一般的な結婚式カメラマンですと、キヤノンの5D4にレンズはF2.8の24-70mmと70-200mmの2台持ちなんてのが多いでしょうか。
50mmの単焦点を適宜付け替えて運用しているのをよく見かけます。
これが一般的な結婚式カメラマン。
でも私は違うのですよ。
4台カメラを持った珍しい結婚式カメラマン。
右肩1台、左肩1台、首には2台のカメラです。
4台のカメラには全て単焦点レンズが装着されています。
そんなに持ってて動きずらくないのかい?
大丈夫です。
小さめのカメラ使ってますから。
「カメラが大きければいい写真が撮れる!」は間違い
カメラが大きいといい写真が撮れそう!←これは古い考え方。
今はコンパクトなカメラでもいい写真は撮れるのです。
間違っても「コンデジ」ではないですけどね。
「一眼」ではなく「ミラーレス」と言われるカメラです。
その名の通りミラーが無いカメラということ。
通常の「一眼」と呼ばれるものはミラーが存在します。
正確には「一眼レフ」といいますね。
箱の中にミラーがあることによってカメラのサイズも必然的に大きめになるのです。
このミラーがなければカメラのサイズは小さくなります。
操作性が悪くなるのでは?
そんな疑問も昔の考えです。
今のミラーレス機は一眼レフ機に匹敵します。
匹敵というよりか、超えている部分もありますから。
そもそも今の時代では「ミラーレス」という枠での名称の付け方がおかしい。
昔はミラーありきの箱がカメラというもので区別されてそのミラーが無いカメラを「ミラーレスカメラ」なんて呼んでおりますが、最初からミラーがないカメラであったならば「ミラーレス」などという言葉は存在しません。
ミラーが無いカメラもただの「カメラ」なのですよ。
カメラのことをよく分かっていない方からはこう言われます。
「え?ミラーレスで撮れるの?」
これはもう不毛な論争であり、ナンセンス極まりないセリフでしかありません。
「ええ、ここ数年ミラーレスで結婚式の写真撮ってますから」
大きいカメラは「嵩張る、邪魔、重くて疲れる」という意見も
昔撮っていた動画でもそうでしたね。
大きなビデオカメラのほうが信頼性がある、だからテレビで見るようなショルダータイプ(肩に乗せるタイプ)の大きいカメラでないとダメ!みたいな。。。
今はどうですか?
そんなショルダータイプのバカでかいビデオカメラで動画を撮影している結婚式カメラマンは逆に珍しいですよ。
たまに見ると「おお!大きいので頑張ってますね!」と声をかけたくなります。
逆に大きいビデオカメラは存在感も大きすぎて邪魔になってしまうこともあります。
物々しい雰囲気といいますか、ビデオカメラマンが目立ってどうすんの!ってことですよ。
結婚式においてはカメラマンは黒子であるべきです。
カメラマン自身も目立たないように、そのカメラマンが持っているカメラも出来る限りシンプルな物が好ましいと思うのです。
カラフルなカメラやストラップを付けたウェディングフォトグラファーってのはちょっと自己アピールが過ぎるのではないでしょうか。
動画撮影も時代が変わって小型のハンディタイプで撮るのが一般的となってきましたしね。
これからの時代は「コンパクトで、スタイリッシュに、でもいい写真!」なカメラに出番があります
写真もそんな時代になってきたのではないでしょうか。
今のところは大きな一眼レフカメラが主流で大多数のカメラマンが使用しておりますが、後数年もすれば「まだそんな大きな一眼レフカメラで撮ってるのですか!」って珍しがられますよ。
動画撮影のビデオカメラマンでもそうでしたが、その時代に即したカメラを使用しているカメラマンが生き残っております。
どんどん新しく出てくるカメラを使いこなせるカメラマンしか残っていないということなんです。
「昔のカメラは味があっていい」
それはまた別の話でしょう。
結婚式においては現代ではいかにスタイリッシュに撮ることが出来るかが問われておりますから。
その類の撮影は前撮りや後撮りでやる分には全く問題ありませんから、そういったところで活躍されていてください。
今の時代、写真の「味」を出そうと思ったら「デジタル現像」や「フォトレタッチ」でどうとでもなりますしね。
スタイリッシュに動き回れるカメラマンでありたいと思います
「いい動きしますね」
私がよく言われる言葉です。
フットワーク軽く、いいアングルを求めて結婚式場内を所狭しと動き回っておりますよ。
もちろん周りに迷惑をかけないようにね!
まるで忍者のような動きをするカメラマンです。
忍び足ってやつです。
気付かぬ間に別の場所に移って違うアングルで撮影してますから。
まるでカメラマンが2,3人もいるかのように多彩な構図の写真が仕上がってきます。
4台のカメラで結婚式の写真撮影をしているのはあくまでも現状での撮影スタイルのこと。
ずーっと同じやり方をし続ける!…なんて固い硬い。
これもやり方やその時代に合わせたカメラやレンズによってカメラの台数やレンズの焦点距離といったものは変えていきます。
時代に合わせて写真撮影の仕方も都度変えていくべきですよ。
昔からずっと同じ撮り方で撮ってます!なんてつまらないじゃないですか。
今は4台カメラ、でも来年はどうかなぁ~??
いつまでも化石のようなカメラやカメラマンでは時代に取り残されていってしまいますよ。
そんなわけで、「大きいカメラはいい写真、いい動画が撮れる」は昔の話ということなんです。
今の時代は「最新のデジタル機器を使いこなしていい写真、いい動画を撮る!」、そんなスタイリッシュなカメラマンに結婚式の写真、動画撮影はお任せください。