結婚式の写真データをハードディスクとクラウドストレージにバックアップする管理方法
実際に使用しておりましたケース付きの外付けハードディスクですけども、データ転送中に電源落ちることがよくあり、USB3.0も信用ならないってことで、、、分解してやりました。
中身は至って普通の3.5インチHDDです。
ケース付きの外付けHDDというのも、外のカバーとミニファン、USBコネクタをつけただけのものなんですね。
ミニファンの放熱効果はどれほどのものかわかりませんが、これだったら中身のHDDを裸にして運用しても放熱効果的には問題がなさそうです。
常に稼働させておくようなHDDではファンが必要となるかも知れませんが、一時バックアップ的な使い方ですので、バックアップ時に一時的に温度が上昇する程度です。
これだったら問題なさそう!という安易な解釈ですが、まあメイン作業に使うHDDではなく、バックアップ専用HDDとするわけですから問題ないでしょう、、、ということなんです。
というわけで、私はこの外付けHDDをケースから取り出して裸外付けHDDとして再利用しました。
単なるSATA接続です。
もう快適快適。
コピーもスイスイ行えます。
早くこうすれば良かったですわ。
とりあえず今のマザボはUSB3.0がいまいちってのもありますが、やはりSATAは安定感ありますね。
結婚式写真のデータ容量がハンパなく大きくなってきてます問題
最近のデジカメは解像度がアップしてますのでその分写真1枚当たりの容量はかなり大きくなってきています。
写真はJPEGではなくRAWデータで記録しこれをLightroomにて現像しております。
RAWデータというのは現像には優れているのですが、JPEGと比べてサイズが2~3倍にもなり、かなりストレージ容量を圧迫するのですよね。
現在手元にある結婚式で実際に撮影した写真のサイズを確認してみると、、、だいたい40MB/1枚といったところ。
一日の挙式披露宴で約1,500枚ほどの写真を撮影します。
最近の結婚式カメラマンはこれぐらい写真を撮影するのが当たり前でしょうかね。
この挙式披露宴で撮った写真1,500枚をそのまま新郎新婦さんに納品するわけではなく、その中から目つむりやブレ、おさえ写真なんかを抜いたら納品写真は1,000枚ぐらいになります。
それはさておき、一日1,500枚で1枚40MBとということは、単純に60GBととなりますね。
これにLightroomデータと納品用データも合わせるとプラス10GBほどとして約70GB。
週2、月8の結婚式写真撮影があったとしますと約560GB/月となります。
結婚式の写真撮影だけでそれだけの容量を必要とするわけです。
間に料理写真やイベント、行事、スポーツ写真撮影なども加わってくると、1ヵ月で7~800GBはハードディスク容量を食っちゃうわけなんです!
これはやばいですねぇ~。
4カ月ほどで3TBのハードディスクを1本消費しちゃいますよ。
大変お値打ちな撮影料金で提供している結婚式持ち込みカメラマンの身としては、バックアップのハードディスクにそこまで経費をかけていられませんですねぇ。
何とかしてこのバックアップ容量問題を解決しなくてはならないのですよ。
写真データのバックアップには容量無制限のクラウドサービスを利用するのがいい?!
ちょっと調べてみますと、、、ありましたね~いいのが!
Amazonプライムのサービスにこんなのがありました。
「プライム・フォト」
容量無制限のフォトストレージ!!
なんてデカデカと記載されておりますよ。
このプライムフォト、RAWデータも保存できるんです。
しかも容量無制限という大盤振る舞い!
アマゾンさん、すばらしいサービスです。
でもプライムという特別な会員でないとこのサービスは利用することが出来ません。
「amazonプライム」というものですね。
これが年会費3,900円とのこと。
プライム会員になるとこのプライムフォトだけでなく、アマゾンの様々なサービスが受けられるのですね。
例えば、アマゾンでの商品購入時に「お急ぎ便」「お届け日時指定」が使い放題となることや、プライム会員限定セールなるものもあったり、対象となる映画やドラマ、アニメが見放題などといったサービスが受けられるようです。
あまり通販で物を購入しない方にとっては魅力はないかも知れませんが、ウチのようなカメラマンを生業としている者としては、このプライムフォトだけでも年会費3,900円を払う価値はあるように思われます。
これからデジカメの解像度がさらに上がっていくことも予想される昨今ですので、一日の挙式披露宴写真撮影での写真データ容量も上がっていくということなんですよ。
データ容量ハンパなく上昇していく問題を解決するためには、こういった有料のクラウドストレージをサービスを利用していくのは有効な手段というわけでしょうか。
お客様の利便性を考えた場合はどうでしょうか。
プライムフォトにアップロードした納品写真の置き場所となるフォルダーのURLを、新郎新婦のお二人にお知らせすれば、そこから好きな時にダウンロードすることが出来るのです。
DVDやブルーレイなどのメディアに写真を入れて郵送なりする手間と運賃が必要なくなるんです、こりゃ便利!
アマゾンプライム会員のアマゾンドライブでプライムフォトサービスを利用する
ということで、アマゾンプライム会員になってアマゾンドライブのプライムフォトを利用しております。
今の時代を生きるカメラマンとしては利用必須とも言えるサービスではないでしょうか。
動画はまだ無料ストレージには対応してませんが、写真に関してはアップロード、バックアップが無制限ですからね。
今のところRAWデータを無制限で保存できるクラウドストレージは他にないのですよ。
有料ですが他のサービスでは有料なうえに容量に制限がありますからね。
無制限でRAWデータのバックアップとアマゾンでの優遇サービスを考えると利用価値はかなり大きいです。
さらには同居の家族2人まで無料で家族会員になることができ、プライムサービスを利用できるとのことです。
結婚式で撮影した写真データの管理方法を整理しておく
カメラマンは写真撮影だけでなく、撮った写真のデータ管理も重要な任務となるのです。
これがしっかりと出来るカメラマンでないと、これからは真のカメラマンとは言えないでしょう。
真カメラマン時代の到来です。
なんかどっかで聞いたことのあるようなフレーズですけども。。。
とにかく、今後どのような写真データの管理をしていけばいいのでしょうか。
少し整理してみましょう。
1.結婚式の持ち込みカメラマンとして写真撮影
2.撮った写真をパソコンのハードディスクに保存
3.同時にプライムフォトにアップロード(バックアップ1)
4.グーグルフォトの無料ストレージ枠に自動アップロード(バックアップ2)
5.Lightroomにて現像処理から書き出し
6.書き出した納品用写真データをプライムフォトにアップロード(バックアップ3)
7.書き出した納品用写真データをグーグルフォトの無料ストレージ枠に自動アップロード(バックアップ4)
8.新郎新婦のお二人にプライムフォトより納品写真データをダウンロードしていただく(希望であればDVDなどのメディアに保存して納品)
9.数本のハードディスクで古いデータより削除していく
ハードディスクは数本で使いまわしていきますが、できる限りLightroomデータは残しておきたいのですよねぇ。
折角時間をかけて現像した写真データなのに消してしまうのがもったいない!と思うわけでございますよ。
でも、この残しておいたLightroomデータも将来的に使うことがほとんどないと思われます。
だって、今現在で昔のlightroomデータを掘り返して使ったことがないんですもん!
昔はDVDに1組1組の結婚式データをわけて保管していたものです。
でもこの保管したDVDも7,8年経って結局は処分しました。
永久に使われることがないと判断したからです。
ビジネスにも断捨離が必要です。
不要なものをいつまでも持っていてはいけません。
時代は変化していっていますから、常に新しいもの取り入れていくのがGLASSY-PHOTO流です。
というわけで、GLASSY-PHOTOの結婚式写真のデータ管理の仕方をまとめておきました。
まあこれも一時的なやり方の一つであって時代が変わればやり方も変わってくるというものです。
その時々に柔軟に対応できるカメラマンであり続けたいと思います。