名古屋市の「ザ・グランクレール」さんにてカメラマンとして結婚式の写真撮影

2017年6月26日

2月の中頃に愛知県名古屋市の中心地で結婚式の写真撮影をさせていただきました。先日は「クレールベイサイド」さんでしたが、本日の結婚式写真撮影は「ザ・グランクレール」さんです。

スペイン語で「THE GRAND CREER」と書きます。英語のようでスペイン語なのですね。意味はよくわかりませんが「大きな信頼」といった感じ?「会場を信頼してください」ということなのか、それとも「結婚相手を信頼する」という意味も込められているのでしょうか。

どこの結婚式場さんも色んな名前がありますが、いまいち意味が分からないところばかり。ホームページにでもその名称の意味を書いておいてほしいものです。

「ザ・グランクレール」さんの場所は名古屋駅から徒歩5分ぐらいですかね。便利な立地の結婚式場さんです。

結構老舗的な結婚式場だと思います。私が愛知のプロダクションでカメラマンをしていたころ(7年ほど前)から既に老舗でしたからね。それから一度改装されてリニューアルオープンして生まれ変わったようです。

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昔と変わらず重厚感のある雰囲気の素敵なチャペル

やはり結婚式場は新しくてキレイな所が人気があるようですね。

名古屋駅東側の大通りから1本北側の道路沿いです。

ただこのグランクレールさんはチャペルだけは当時のそのままのような感じでした。そのチャペルは披露宴会場と道路を挟んだ対面に建っているのですが、外観からすごーく重厚感があって「大」は付きませんが「聖堂」といった雰囲気です。

残念なのは電線がビッシリと張っているところ。レタッチで消すことも出来ますがとても時間がかかるためそこまではしておりませんです。

茶色をベースとした柱や壁などは味のある結婚式写真を撮ることが出来ます。フラッシュ多用カメラマンには向いていないチャペルですよ。私はノンフラッシュカメラマンですのでこういうチャペルは大好きですね。

バージンロードサイドに添えられた赤色の花とリボンがいい雰囲気を作りだしてます。高い天井とか聖堂っぽさはいい感じですね。そんな天井を見上げると天使が手を合わせていたりします。

祭壇側はレンガや石の柱なんかで雰囲気でてますね。

ちょっと残念なのは上に書いたように披露宴会場と教会の間に道路を挟んでいるというのがデメリットな結婚式場さんです。裏通りなので割りと交通量は少ないところですがそれでもやはり名古屋の車はちょっと危険。

新郎新婦さんはもちろん、たくさんのゲストさんがそこを渡るのは危険を感じますし、時間もかかります。大雨の時は足元がちょっと濡れて気分を害するかも。お年寄りにもあまり親切とは言えない作りですが、古い建物ですのでそこは大目に見てあげてください。

まあ土地のない名古屋市内のど真ん中ですからね、老舗結婚式場としては仕方の無いことでしょうか。そんな結婚式場さんで今回も結婚式の写真撮影をさせていただいたわけですが、実はこの会場さんは持ち込みカメラマンNGだと思われるのですよね。

突っ込んだ話はしておりませんが、新郎さんが言うにはゲストとして入館し写真撮影するのはOKとのことなんです。こういう結婚式場さん、最近多いですね。持ち込み料の代わりにゲスト一人分の料金を払うというものです。

まあこれもちょっと考え物ですが、仕方のないことであると半分諦めですわ。持ち込みカメラマンを全面的にOKとするお客様第一のサービス提供を考えた結婚式場さんが増えることを願っております。

以前と比べてずいぶんとイメージの変わったグランクレールさん

そんなわけで、ゲスト兼カメラマンとしていざ入館!

広くてオシャレで品格漂うホテルのようなロビーがお出迎え。なんか昔のイメージと全然違います。その以前はここ、ビジネスホテルのようなロビーに最大4組ほどの結婚式の受け付け卓があったんですよ。

もうすごくゴチャゴチャしてましてね、当時はすごく結婚式ブームだったことを思い出します。今となってはその当時と比べれば結婚式の数自体が減りまして、1日1組限定のウェディングサービスを行う結婚式場さんも増えてきたぐらいです。

このクレールさんも例外ではありません。でもこの広々としたロビーを待合として優雅に過ごすことが出来るのは今では強みとなっているのでしょうか。

こんなセンスの良さを感じさせるパーツも所々に散見されます。

子ども達もノビノビと過ごすことが出来て笑顔が溢れているのはいいですね!

先ほどの話で昔はこの1階に受け付け卓を設けてましたが今では階を上って披露宴会場のフロアに設置しているのですね。

ちょっとした中庭みたいなのまで作られていてリニューアルにデザイナーが入ったのでしょうか、センスを感じさせます。バルーンの飾りつけが爽やかで素敵ですし、明るい雰囲気の新郎新婦さんであることがこの飾りでわかりますね!

餃子屋さんらしいウェルカムボード!

ちょっとこれ美味しそうなんですけどー!

新郎新婦さんの絵も似てるし!絵師、すごし!

それにしても会場フロアーを惜しみなく使ってますね。ここにもこんな広い待合スペースがありましたよ。

昔話ばかりして恐縮ですが、ほんとこんなに広かったんでしたっけ?!ブライダル業界での生き残り合戦に勝つためにこのように現代風に改装されたのはアッパレですわ。挙式の時間が来ますと先ほどのチャペルへと誘導されます。

ここがちょっとブーイングなところかな。また下へ降りて道路向こうへと渡らなければならないのですよ。移動ばかりのところはゲストはいい思いをしません。カメラマンとしては「仕方なし!」と割り切ってはおりますがね。

実は写真撮影がしにくい「St.ジョージチャペル」でのキリスト教式

そんなわけでまたチャペルへと向かいます。

中に入ると皆さん天井を見上げます。「おぉ~!」上の写真は12mmレンズで撮ってますんで体感的にはこんなに広々としてませんが。そう、ゲスト側は結構狭いんです。祭壇とゲスト席の間は広いんですけどね。横と後ろの通路も気を付けないと壁や椅子に当たりますから。

退場時用のフラワーシャワーがこっそりと置いてあります。

新郎さんの入場は牧師さんとともに歩いてきますのでちょっとサイドよりから撮るのがいいんです。

あれ?余裕のピースですね、新郎さん!

緊張の裏返しでしょうか。

続いてはお父さんと花嫁さんの入場です。この時は必ずと言っていいほどゲストの皆さんにご起立いただきます。称賛や賛同といった意味でご起立いただくと思うのですが、この新婦入場のシーン、一番サイド側のゲストの方って、、、見えないですよね。

お父さんの何とも言えない表情とか花嫁さんの照れくさい笑顔とか、私としてはみんなに見てもらいたいと思うのですけども、ここは全会場さん統一項目みたいで。カメラマンとしてはゲストの方がみんな起立していると「撮りにくい」ってのもあるんですけども。。。

いつも間をぬってレンズを向けております。たまにバージンロードに身を乗り出して写真を撮っているゲストさんとかいらっしゃるとちょっと焦っちゃいますけどね。まあそこは難なくかわしてうまいこと撮っちゃいますから。そんなこんなでお父さんと花嫁さんの入場です。

この花嫁さんの友人を見つけた時の表情がなんとも言えず可愛らしいのですよね。

お嫁に出す娘へのお母さんの最後のお勤め、ベールダウンの儀式が入場してすぐに執り行われます。

「幸せになるんだよ…」新婦側友人ゲストはうるっときちゃいますよねぇ。カメラマンもうるっときちゃってますからぁ。お母さん、ちゃんとバージンロードまで出てベールダウンをしてくれたので安心しました。

出てきてくれないとゲストの皆さんから見えませんし、カメラマンも写真を撮ることが困難となります!ここはしっかりと担当者さんから説明しておいてほしい重要項目です。

さて、お父さんと歩くバージンロード。

お父さんにはお父さんの想いが、花嫁さんには花嫁さんの想いがそれぞれあります。

二人は今までどんな家族生活を続けてきたのでしょうね。色んな想いが脳裏を駆け巡っていると思います。一歩ずつ、ゆっくり、ゆっくりと噛みしめながら未来へと歩いていきます。

「娘をよろしく…」

涙をぐっとこらえます。カメラマンも泣いている場合ではありません。トレーンを持っているトレーンボーイも撮らないとぉー!

トレーンボーイも真剣な表情ですよ。大役お疲れさま、トレーンボーイ!ちなみにトレーンボーイやトレーンガールのことをトレーンベアラー」と言います。

長いトレーンがこの教会に映えますね。

12mmレンズならではの超ワイドショット!

ちょいサイドからベール越しの柔らか写真も撮っておきます。

狭くて暗くて撮りにくいチャペルセントジョージ

ゲスト入館のカメラマンとしてはさすがに遠慮して祭壇には上がらないようにしましたよ。ビデオカメラマンさんもいましたしね。と言ってもチャペル内を所狭しとかなり歩き回ってますけども。バージンロードには入らないように気を付けてます。

重厚なショットをさらに重たく味付けしてみました。これ、好きなんです。牧師さんが聖書を朗読しているときに静かに撮ってますよ。

誓約時にはビデオカメラマンさんも必死で撮ってますが、そこはうまいことトリミング。

これぐらい入っちゃうのは仕方なしです。ビデオカメラマンさんもいい映像を撮ってあげてくださいね!

「はい、誓います!」

こうしたいい表情を撮るのが我々カメラマンの任務でございます!

この日はもう一人の大役ちゃんも!

リングガールちゃんです。ガッチガチに緊張した表情のリングガールちゃんとそれを優しい表情で見守るゲストの皆さん。

「よく頑張ったねー!」

おばあちゃん、いっぱい褒めてあげてください!ガールちゃんにとっては普段これだけの大きな仕事は中々ないですからね、いい経験となったことでしょう!

新郎さんはやはり余裕の表情!自信が感じられますね。家庭を引っ張っていく頼もしいお父さんとなることでしょう。

この直後にベールアップ。

カメラマンは撮るものが多くてずっとファインダーを覗いてますよ。シャッター押しまくりです。

ベールアップの次は皆さんお待ちかねのウェディングキスシーン。

この数秒の間に最後列まで回り込んでますよ。忍びのような動きのカメラマンです。もちろんゲストの方々の邪魔にならないように移動しております。

ゲスト側を向いたお二人を今度は左サイドからの写真をパシャリ。

あれ?ブーケのリボンって花嫁さん側へ向けて持つんじゃなかったんでしたっけ??アテンドさんが渡す時に間違えたのでしょうか?それともこういうデザインのブーケ?とにかくカメラマンはいいアングルを求めて動きに動き回って写真撮影しております。

ボーイとガール!いい仕事したね!

ホッと一安心のこの笑顔!ブーケトスでも活躍して持ってっちゃいました!

チャペル館から披露宴館へとゲストの皆さんと一緒に大移動します

再び移動して披露宴会場へと入ります。

ちょっと珍しい和風な会場です。所々に和が散りばめられています。

小さな樽が各テーブルに置かれてます。これは和装にチェンジしたお色直し入場で鏡開きをするものですね。中身は酒ではなく小さなおやつの詰め合わせです。いろんなアイデアが盛りだくさんで楽しい宴会ですね。

可愛い箸袋とか細かいところで結構オシャレじゃないですか。

高砂後ろの壺とか大丈夫?って思っちゃいます。

酔っぱらって割らないように気を付けましょう。

披露宴会場へ入場して乾杯まで

スモークをたいて新郎新婦入場!

ブラインドがシャッターのように上に上がるようになっているんです!すごーい!カッコイイ!!

相変わらず頼もしい表情の新郎さん。

両側からのスポットライトでひかり輝く新郎新婦のお二人!まぶしい!

乾杯はやっぱりシャンパンですね。

花嫁さんはお酒を控えてのノンアルコールでしょうか。

「カッキーン!」っとパーティのスタートです!

本日大活躍のガールちゃんも笑顔でお酌しております、カワイイ!

ケーキ入刀からお色直しのための中座へ

餃子屋さんのウェディングケーキは餃子てんこ盛りケーキ!?

どんな味がするのか興味津々です。

餃子ケーキ入刀!

包丁だったら本格的かも。あーやっぱりケーキ入刀時はブーケは持たないほうがいいかなぁ、、、とカメラマンは思いますが、人それぞれの感じ方です。(※個人の感想です)

古い考えかも知れませんがケーキ入刀の意味は「二人での共同作業」って言われてませんでしたっけ?ですと、二人で両手でナイフを持った方がいいのかな、、、と思ったり。(※個人の感想です)

たぶん花嫁さんは知らずにブーケを持たれていると思うのですよ、渡されて。会場側の方針とかやり方でしょうね。

さて、「花嫁さんはお色直しのため一旦中座を致します」のアナウンスから、エスコートにはおばあちゃんにお願いします。

嬉しいですよね、孫娘の花嫁姿。ただ一緒に歩くだけではなく、可愛がってもらったおばあちゃんに感謝の気持ちを伝えましょう。

新郎さんは本日大活躍の甥っ子姪っ子ちゃんとそのお父さん達と共にカシャッ!

中座中は生い立ちムービーを上映されることが最近は流れとなっております。

そんなムービー上映中にも泣き笑いがありますよ。

お色直し入場は和装にて色打掛の花嫁さん

再入場前に時間があったら記念写真を撮っておきましょう。

この会場の雰囲気にピッタリの素敵な和装姿です!

こうしてちょっとでも写真撮影のお時間をいただけるといいのですけどね。会場さんによっては中々難しいところでもあります。

再入場は後ろからの写真もいいものです。

このときのスポットライトの当たり方によって綺麗な輪郭を作ってくれるんですよね。

各卓にご挨拶をしながらのミニ鏡開きも大いに盛り上がりました。

後半には別腹のデザートビュッフェも振る舞われます。

おいしそー!

会場はまだまだ盛り上がります。新婦お友達によるセクシー余興に男どもは釘付けです。

親友によるスピーチでは感動で涙がこぼれます。

挙式披露宴に招待したお友達は一生ものです。長い付き合いとなりますので大切にしていきたいものですね。

ご両親へ感謝の気持ちを伝える花束贈呈のセレモニー

ここからはご両親への感謝の気持ちを伝える大事なセレモニーに移ります。

ゲストへのご挨拶やおもてなしに回っていたご両親も最後まで気が抜けません。

新婦による感謝のお手紙が読まれます。

「お父さん、お母さん、今までありがとう…」

「これからも見守っていてください…」

涙をグッとこらえながら今までのことを思い出します。

「立派に育ったね…」

「ありがとう…」

感謝の言葉をいっぱい伝えることが出来るこのセレモニーは披露宴の中でもとても大事なものです。

最後まで頼りになる新郎さんが爽やかな挨拶でこの一日を締めてくれました。

送賓時には感謝のプチギフトをゲストの方々に渡します。

めで鯛キッチンスポンジ、日用品は嬉しい品物ですね。縁起がいいです。これで仲良く食器洗いをすれば夫婦円満ですよ。

送賓後にはポーズ写真をちょこっと撮っていきましょう!

気楽な感じでいいですよ。一日を振り返りこの時間を楽しむ感じで。

ザ・グランクレールさんでの挙式披露宴の一日、大成功でした!

お二人さん、本当におめでとうございます!

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