ビデオカメラ(PMW-EX3)のフランジバック調整方法
カメラのレンズはフランジバックというものを調整しないとピントがしっかりと合いません。
ややこしいことは抜きにして、とにかくそんなメカニズムとなっているのですよね。
ですので、このフランジバック調整というのをたまにしてやることが肝心なんです。
長期間の使用により自然とフランジバックがずれることもありますが、特にカメラからレンズを外したり交換したりなんかしたときには調整しないと結構ずれちゃうことがあります。
カメラやレンズによってもその調整方法に違いがあります。
放送用のレンズですとFBと書かれたつまみがあって、これを回すとフランジバックがグイっと動くようになってます。
これが厄介で、このつまみに衝撃が加わると知らないうちにずれちゃってることがあるんですよね。
昔のカメラなんかですとファインダーが良くないのでこのズレが分かりにくいものもあって、編集時に大きいモニターで確認したらおもいっきりずれてたなんてこともありました。
今でも放送用レンズを扱うときには細心の注意をはらいますよ。
現在のメイン機であるソニーのPMW-EX3というビデオカメラは、レンズにそのようなFB調整つまみがなく、カメラ側のメニューから設定するようになってます。
ポチっとするだけでカメラが自動でフランジバック調整をしてくれるのですよ。
デジタルならではの便利な仕様ですわ。
壁にフランジバックチャートを貼り付けて、レンズのズームリングをSERVO側にしておきます。
メニュー画面から、
「LENS」 → 「Auto FB ADJ」 → 「Execute」
これだけで自動的にフランジバックが調整されます。
ほんの数秒で完了しちゃいますから。
ホント便利になりましたわ。。。