SONY PMW-EX3 の実力

2011年9月9日

弊社で使用している業務用ビデオカメラ「SONY PMW-EX3」についてレビューみたいにまとめてみました。

110909.jpg

披露宴でのキャンドルサービスなど、比較的照明の暗いシーンでも割と明るく映せます。

キャンドルだけの明かりの場合、開放でゲインOFFだと新郎新婦のみですが、12dBだと周りのゲストまでしっかりと映せます。

やはり12dBでは多少ざらつきは出るますが、ずっと暗いままでいるよりは全然よいですから。

ゲストのおめでとうという声とともに表情もあるので映像がそれだけ楽しめますよね。

レンズのリング(フォーカス、ズーム、アイリス)が機械式ですので、直感的な操作がしやすいです。

最近の小型業務機によくある電子式のリングはどうしてもワンテンポ遅れたカメラワークとなってしまう(慣れれば大丈夫?)のですが、EX3の標準レンズは機械式リングなので、手動操作においてダイレクトに伝わる感がとてもよいです。

EX3導入の決め手はここにあると言ってもよいくらいですわ。

レンズ交換ができるのも魅力のひとつですね。

映画でも使われるぐらいの機体であり、解像度の高さはお墨付きといったところでしょうか。

難点が重量。。。

無装備で持っていても同じ小型業務機に比べると結構重いんですよこれが。

さらにバッテリー、ワイコン、メモリーレコーダー、ガンマイクを装着するとより重くなるため、
とてもハンディーで何時間も固定して持ってられないです。

担ぎ状態でなら連続30分ぐらいはいけるかも知れないが、
担ぎをするためにはファインダーを外さないと液晶は見れません。

この機種は担ぐ様にはできていないのすよ。

サポート的に胸当てパットが付いているのみ。

セミショルダータイプっていうらしいです、こういうの。

完全肩のせタイプに出来るアダプター「ST-7」は別売りで、7万ほどするみたいです、、、高い。

ATW(オートホワイト)はあまりあてになりません。

事前に外で5600ほどでホワイトをとって、白熱灯の室内に入ってATWをしても真っ赤のまま。
全然適正温度になりません。

逆に白熱灯の室内で2300ほどでホワイトをとり、外に出てATWとするとだいたい適正まで持ってきてくれますが。

ATWは基本使わないからよいのですが、緊急時には保険として欲しいところです。

BP-U60のバッテリーの持ちがよく、約4時間はいけますね。

一日撮影でも2本あれば十分かと思われます。

重量的に小型業務機とは別のものとして考えたほうが良いかも知れません。

ST-7にリチウムイオンバッテリーを付けたら見た目も完全に担ぎタイプのでかいカメラですね。

TC IN OUT、GENLOCK IN、SDI OUT、AUDIO OUTなど、マルチにも対応できていざというときに助かるでしょう。

総合的に「扱いやすいカメラ」ってことで。。。

簡単にまとめすぎでしょうか??

スポンサーリンク