静岡県三島市にある有名な神社「三嶋大社」さんで結婚式の写真撮影

2018年10月31日

三嶋大社のお庭で楽しく会話をする新郎新婦

写真は「三嶋大社」さんの回廊で楽しく会話をする新郎新婦のお二人です。キメキメのツーショットも良いですが、こうした自然な姿のお二人を撮るのが好きなんですよ。特に仲良さそうに笑顔でお話しをしているところなんかは隠し撮りしたくなりますね。|д゚)

昨年の話ではありますが、結婚ハイシーズンであります10月の初めに、静岡県は三島市にあります「三嶋大社」さんにて結婚式の写真撮影をさせて頂きました。初めて訪れた神社さんではありますが、出雲大社と並ぶ国内最大級の神社というだけあってそのハンパない規模のデカさに圧倒されました。

三嶋大社の入り口にある大きな鳥居

着付けが始まる前から下見をしに来てましたが、朝から駐車場が埋まるぐらいの観光客の多さにもビックリしましたよ。そうなんですよね、一般の神社さんと違ってこうした全国的にも有名な巨大神社というのは他県からの観光客も多いのです。

しかも皆さん一様にカメラを構えてますから、カメラマンはその隙間をぬって撮影することになるのです。最近では誰もがスマホカメラで撮るような1億総カメラマンといった時代ですからね、皆さん良さそうな撮影スポットを見つけてはバシバシ撮ってますよ。

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神社での写真撮影はロケハンが重要

こうした神社での結婚式撮影に関しては必ず社務所にご挨拶に伺い撮影場所などの説明を一通り受けます。三嶋大社さんもカメラマンの扱いには慣れたもので、スラスラと撮影制限などの説明をしていただきました。特に厳しい制限などもなく、一般的なマナーを守れば大丈夫そうなので一安心です。 (´_`。)

三嶋大社の大きなしめ縄がついた門

この朝のロケハンでとりあえず何カ所かの撮影スポットに目星をつけておきました。まあこうした神社さんというのはどこで撮っても写真映えするものですが、ロケハンによりある程度の目星をつけておくだけで撮影のスピードは全く違いますからね。

メイク終了から挙式までの間で撮影できる時間は限られています。新郎新婦のお二人のために出来る限り多くのスポットでたくさんの写真を撮ってあげたい!いつもそんなことを考えながらロケハンをしておりますし、本番の撮影もスムーズに行うようにしております。

特に三嶋大社さんのような観光客の多い神社ですと、撮影できるタイミングというのが本当に少ないのですよ。出来る限り他の観光客の方の邪魔にならないように、サッと撮ってサッと移動するということが必要となります。撮るのも一瞬でその場で構図に迷っている暇はありませんからね。

1カ所の撮影に2,30秒ほどで終わらせるぐらいのスピードでどんどんと撮っていきます。新郎新婦のお二人にはそれなりに表情やポーズが整えられるようにしておいてもらえると、カメラマンとしてはとても助かりますね。

和装がとても似合う新郎新婦のお二人

さてそんな三嶋大社さんでの神前式ですが、ロケハンが終わったらホテルでの着付けシーンの撮影に向かいます。今回は沼津リバーサイドホテルさんでの披露宴ということで、そちらで着付けも行われます。

沼津リバーサイドホテルの外観

交通量の多い大きな道路の前に位置しております沼津リバーサイドホテルさん。大きな道路を挟んでいるのでその大きな外観を撮るのにも苦労します。この日は清々しい晴天に恵まれましたのでこうして青空をバックにすれば逆光でもカッコよく写りますね。

ホテルに到着すると担当者さんがメイクルームまで案内してくれました。こうしたホテルですと専用のメイクルームではなく、宿泊部屋をメイクルームとして使用することが多いのです。お部屋前まで案内されましたがまだ入室は出来ないとのこと。とりあえず新郎さんだけでお写真を撮ります。

新郎さんの和装姿

カッコいい!(・∀・) でもここ、普通に部屋前の廊下ですからね。とりあえずですよホント。こんな所ですが、ちょっとだけポーズをしてもらうとさらにカッコよかったんですよこれが。

目線を流してポーズを決める新郎さん

イケメンな新郎さんのアップ

ちょっと目線を流してもらっただけでイケメンっぷりが際立ちました。( ;゚д゚)

まあしかしここは廊下ですよ、やはり和装ですからそれなりのロケーションで撮りたいですよね。そうこうしている内にメイクルームへの入室許可が出ました。

和装着付け中の花嫁

素敵な後ろ姿から!

そして美しい花嫁さんの可愛らしい表情も。

大きな花飾りを付けた和装姿の花嫁

綿帽子はされないで花飾りつけたヘアスタイルのチャーミングな仕上がりとなりました。

和装花嫁の手元

ネイルも素敵。シンプルで白無垢にピッタリなデザインがされていますね。

素敵な和装花嫁さんを撮るのはビデオカメラマンの新郎さん。

ビデオカメラマンの新郎さん

とても楽しんでいるようです。

和装姿で見つめあう新郎新婦

さて、着付けメイクが終わったらここから三嶋大社さんへと移動しますよ。僕も移動の車に同乗させていただきました。カメラマンも乗ることが出来る大きな車でしたので助かりましたよ。通常の花嫁タクシーですとだいたいが5人乗りですので、カメラマンも一緒に乗ることが出来ませんから。こういうワンボックスタイプの送迎車は本当にありがたいです。

移動する車の中の新郎さんの横顔

花嫁をサポートする新郎の手

新郎さんは花嫁さんの肩にもたれ掛かっているのではありません。左手で花嫁さんをしっかりとサポートしているのです。新郎さんの優しさはこういうところに現れるものです。お互いを労わる気持ちというのは今後の夫婦生活でも持ち続けられるといいですね。

円満の秘訣というのはこういうところにあると思います。新婚のあのころの初心を忘れがちな年代となってきた僕ですが、こうした新鮮な夫婦を見るたびに反省させられます。結婚式の写真撮影をするときにはいつも「帰ったら嫁さんにありがとうと言おう!」とか「親にも感謝を伝えなきゃなぁ」と思ってますが、これが中々出来ないのですよねぇ、実際。

普段は言えないような感謝の言葉を伝えることが出来るきっかけとなるのが結婚式なのですよ。これがとても大切なことであるということが結婚式が終わってから感じるものなのです。ですので、このことをしっかりと頭の中に入れて挙式披露宴の一日を過ごすと随分と中身も違ったものになると思います。

結婚式は感謝を伝える場として計画を立てられるとそこから人生そのものが好転していくかもしれませんね。随分と大げさなこと言ってますが、それぐらい重要な一日であるということを考えているだけでさらに良い結果を生むこととなると思います。

三嶋大社さんで挙式前にちょっとした前撮り

三嶋大社さんに到着したらちょっとだけ写真タイムがありました。入り口から本殿までの間に何カ所か写真映えしそうな撮影スポットあります。朝のロケハンがここで生かされますよ。ちゃっちゃかとスムーズに写真撮影をしていきましょう!

三嶋大社の入り口付近でツーショット

通路に覆いかぶさる大木と新郎新婦

赤い橋の上に立つ新郎新婦

赤い橋と新郎新婦

大きなしめ縄の前で見つめあう新郎新婦

三嶋大社の回廊に立つ新郎新婦

緑の前で遠くを見つめる新郎新婦

池の前に立つ新郎新婦

大木の前で楽しく会話する新郎新婦

三嶋大社の本殿の前でツーショット

この他にもたくさんお撮りしましたが、とりあえず一部の写真だけご紹介しました。たくさんの観光客の方がみえますので中々写真を撮るタイミングが難しいのですよね。限られた時間の中での写真撮影となりますので、カメラマンはメチャメチャ焦っています。

でもそんな焦りをお二人には出来る限りみせないように、平静を装いながら写真を撮っていきます。カメラマンがアセアセしていたらお二人の表情も曇ってしまいますからね。長年カメラマンやってますけども、ホント毎回気分は焦ってますからぁ~。( ;゚д゚)

またこの緊張感が心地よくて、いい写真を撮るための糧となっていることもわかっておりますので、心の中の焦りも実は大丈夫なのであると自分の中で決めつけております。いつもいつも新郎新婦お二人のためにカメラマンとして全力を尽くすのみですから。

ちょっとお堅いのですが、所作や立ち居振る舞いの重要性を認識しておくこと

本殿の前で写真を撮ったところで控室へと案内されました。これまたタイミングばっちりですね。ここでは挙式の説明と簡単なリハーサル、両家のご紹介ご挨拶などが行われていきます。ちょっとの時間ですが、お茶を飲み、雑談しながらマッタリとした雰囲気です。

ご両家が控室に集合

誓詞にサインをする新郎

真剣な表情で誓詞にサインをする場面もありました。間違えられないですからね、緊張しますよ。

玉串を持って微笑む花嫁

花嫁さんの笑顔が場の雰囲気を和ませてくれます。緊張があるのは当然ですが、こうした表情を作るというのも大事なこと。皆さん新郎新婦のお二人を見ていますからね。この一日の新郎新婦の立ち居振る舞いはこの挙式披露宴全体の印象にもつながりますから重要であることには違いないということなのです。

大きなお花のついた花嫁のヘアースタイル

親戚のおばちゃんなんかにはそういう細かい所作ばかりに目がいく人もいますからね。まあ別におばちゃんに気に入られなくてもいいとは思いますが、親戚が集まるたびにごにょごにょと言われちゃいますからね、今日一日だけでも細かい立ち居振る舞いやちょっとした言動には気を付けましょう。(*´д`*)

「花嫁行列」を行うことの意味

三嶋大社での花嫁行列

神社での結婚式といったら「花嫁行列」というのがあります。その名の通り、新郎新婦とその家族が列を成して本殿まで歩いて行くことです。これも神前式における立派な儀式の一つで「参進の儀(さんしんのぎ)」というのですね。チャペル式でのバージンロードを歩くようなものです。

こうした神社のような外式と呼ばれる結婚式場外での神前式では必ずと言っていいほど行われます。神前式に参加する者のみならず、周りの方々にも花嫁をお披露目することが出来、みんなから祝って頂けることと、その幸せをおすそ分け出来るというのも良いことですね。

太鼓や雅楽が先導していくものもありますが、ほとんどは巫女さんや神主さんが先頭を歩いて行くことが多いです。オプションによって変わるのかな?参進の儀は挙式に参加するみんなの気持ちを一つにし、ここから先の未来を足並みをそろえて一緒に良きものとしていこうというとても大切な儀式なのですね。

花嫁行列の先頭

大きな門をくぐった花嫁行列

笑顔で花嫁行列をする新郎新婦

花嫁行列のときのカメラマンはとっても忙しいのです!走り回って回り込んで色んなアングルから写真を撮ります。出来ればゆっくりと歩いていただけると助かります。この日は晴天に恵まれていたので助かりましたが、雨の日の花嫁行列もありますからね。

そんな雨の中での花嫁行列でも傘を差しながら写真撮影を行ったこともあります、そりゃもう大変でしたわ。。。神社というのは決して足元が良いわけではありませんからね。たくさんのカメラを持って走り回って転んだりしないように気を付けなければなりません。

それにしても三嶋大社さんは本殿まで割と長い道となってますので花嫁行列は撮りやすくていいですね。町の神社さんなんかですと入口鳥居から本殿まで10mほどしかない所もありますから。そういうところでは「あららららぁーっ」と言う間に終わっちゃいますのでシャッターチャンスも少なく厳しいものがあります。こんなとこでも三嶋大社さんの素晴らしいメリットを発見しました。

写真の撮りやすい三嶋大社さんでの神前式

三嶋大社で挙式中の新郎新婦後ろ姿

挙式中もカメラマンは割と自由に動いていいのが三嶋大社さんの良いところ。そうですよね、神様は大らかな心の持ち主なのです。神様はカメラマンに「新郎新婦のためにいい写真を撮ってあげなさい」とおっしゃっているのですよ。

僕もそう思います。挙式の邪魔にならなければ動いて撮っていいと思います。カメラマンも挙式中に動き回る巫女さんと同じと考えていいと思うのです。新郎新婦の挙式をサポートする同じスタッフなんですよ。まあマナーはしっかり守るというのが当たり前の前提なんですけどね。

新郎新婦が席について神前式が始まります

着座した新郎新婦の後ろ姿

三嶋大社の祭壇と大きな柱

目をつぶりお祈りをする新郎の横顔

写真を見ていただくとわかりますが、祝詞奏上が始まる前にぐるっと半周して撮っております。通常ですと撮影場所が固定されていることが多い神前式ですが、先ほどからも申しております通り、ここ三嶋大社さんは式中もカメラマンは動いていいのです。

ですので出来る限り音を立てずに忍者のようにスゥーっと列席者の後ろを通って撮影アングルを変えていきます。もうね、すごく撮りやすいんです!この広さといい雰囲気といい、三嶋大社さんサイコー!(・∀・)

ただし、修祓(しゅばつ)や祝詞奏上(のりとそうじょう)の最中は撮影しない動かないというのはどこの神社さんも共通事項ですけどね。流れとして次に行われる儀式は「三三九度(さんさんくど)」です。「三献の儀(さんこんのぎ)」とも言われます。

3つ(大中小)の盃でそれぞれを1,2,3というタイミングで口を付けます。新郎新婦両方ともですね。カメラマンとしては新郎新婦それぞれで3回の撮影チャンスがあるので、僕はその都度構図を変えて撮っています。

三三九度でお酒を受ける新郎の手元

三三九度で盃に口を付ける新郎

三三九度をする様子を見守る父

三三九度をする花嫁

新郎さんはグイっと飲み切る方が多いのですが、花嫁さんは盃に口を付けるだけで大丈夫です。やっぱり御神酒はその名の通りお酒ですからね、これだけの量でもアルコールに弱い方であれば3杯も飲めば酔います。花嫁さんがこの時点で酔っぱらっていてはいけませんからね。新郎さんもアルコールに弱い方は控えた方がいいですよ。無理して飲む必要は全くありません。

続いて、「誓詞奏上(せいしそうじょう)」と「玉串拝礼(たまぐしはいれい)」(「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」ともいう)、「指輪の交換」を行っていきます。この辺りの流れは神社さんによって違いがあり、それぞれの進行があります。

誓詞奏上をする新郎新婦

玉串拝礼をする新郎新婦

玉串拝礼をする両家親族代表

花嫁の指にリングをはめる新郎

指輪交換の手元

新郎の指にリングをはめる花嫁

指輪交換の儀式を行う新郎新婦

指輪の交換は現代の神前式では普通に行われますが昔はなかったみたいですね。僕はカメラマンとしては是非ともやっていただきたいと思う儀式の一つです。特にこうした三嶋大社さんのように動き回れる神社さんですとこうして写真のバリエーションが増えますからね。後ろ姿も撮りやすいのがすごくうれしい神社さんですよ。

起立で祭壇を見つめる新郎新婦の後ろ姿

結婚を祝う「巫女の舞」はやったりやらなかったり、これも神前式のオプションで新郎新婦のお二人の好みで設定するものです。やはりお金がかかりますよ。この三嶋大社さんでのオプション料金はいくらか知りませんが、オプション設定というよりも、挙式プランによりランク分けされていいるものかも知れません。

列席者全員で親族盃の儀を行います

盃のお酒を受ける花嫁

神前式の締めは「親族盃の儀」です。列席した全員で盃に注がれたお酒を飲みほします。これも飲めない方は飲まなくて大丈夫です。退場前に斎主のあいさつがあって神前式は終了します。ちょっと時間があったので大きな門の大きなしめ縄の前でみんなで写真を撮りましょう。

神前式が終わって本殿を後にします

大しめ縄まではちょっと歩きますけどね、この歩く姿も写真に撮ってますよぉー!p(‘-‘)

三嶋大社の大きなしめ縄の前でみんなで集合写真

この立派な大門と大きなしめ縄の前で両家家族の集合写真を撮れば良い記念となりますね。南向きの順光に位置してますのでありがたいですし、ちょうどいい段差がありますのでそこに3段で並んでいただきましょう。

やはりここも観光客がたくさんみえますので急いで撮らなくてはなりません。サッと並んでもらってバシバシっと撮る!1分もかけていられませんので急いで急いで!観光客の皆さんも気を利かせてくださるので助かります。三嶋大社の神様、本当にありがとうございました。

三嶋大社さんへのアクセスは?駐車場は?

さて、そんな素敵な神社「三嶋大社」さんはその名の通り三島市の街の中にあります。漢字はそれぞれで違いますけどね。

グーグルマップで確認すると結構な敷地面積を誇っていますよ。

「三嶋大社」〒411-0035 静岡県三島市大宮町2-1-5

電話番号 055-975-0172(代表)

街中とあって駐車場が有料であるのが痛いところ。55台駐車可能な専用駐車場がありますが、200円/時間が必要です。朝は駐車することが出来ましたが、昼間は待ちがあるかもしれません。まあしかしそんなに長居するところではないので回転は速いと思います。

三島市の中心街、街のど真ん中に位置しており、観光客の方も結構みえますので、周辺道路はそれなりに混雑してます。ある程度余裕を持ってタイムスケジュールを組まないとその時間に間に合わなくなってしまいます。

伊豆の人気のパワースポットとしても紹介されてますからね。出雲大社と並ぶほど全国的にも有名な神社でありますよ。挙式中の撮影のしやすさや社務所の方の対応、神社の全体的な雰囲気など、総合的に見てカメラマンとしてもかなりおススメな神社さんです。

静岡県内やその周辺にお住いの新郎新婦さんは、神前式をお考えでしたら候補の一つとして考えられてもよろしいかと思います。

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